※本動画は2021年11月24日に収録したものです。 今後の法改正等により、内容に不具合が生じる場合がございます。
売却中の物件の価格を変更するときに気を付けておくことはありますか?
まずは依頼されている不動産会社がしっかりと営業活動を行っているのかを確認する必要があります。
しっかりと営業活動を行ったうえで、お問合せやご案内の件数が少なれければ価格を下げるという判断になりますので、むやみに価格を下げるということをしないように気をつけていただきたいです。
一般的に営業活動はどれぐらいでひと通りのことができるのですか?
概ね1ヶ月です。ポータルサイトに掲載し不動産を探している方に直接アピールしたり、レインズという不動産会社が見れるサイトへ掲載し、他の不動産会社を通じて探している方にもご紹介されます。
もちろん自社にご登録いただいているお客様へもご紹介しますし、
値下げをする場合はどのくらい下げるのですか?
例えば2000万円の査定価格に対して2280万円で売却スタートした場合、1か月間売却活動をした結果ご案内の数など買主候補の引き合いが想定より少なければ概ね5%の100万円値下げすることを提案します。
結構大きく値下げするんですね。
確かに大きく下げることになりますが、最終的に価格交渉が入ることも多いですのでその幅よりも大きく下げないとインパクトが弱く、例えば50万円の値下げでは引き合いに変化があまりありません。
改善されなければ意味がないですもんね。
そうなんです。その後にさらに50万円下げて合計100万円の値下げをしたことになっても、市場のなかでは2230万円の物件が2180万円になったと認識されますので効果が薄いです。
なるほど。だから最初から5%の提案なんですね。
もちろんできるだけ高く売却できるように進めているのですが、そのために大きく値下げをするんです。
1ヶ月で5%下げてその後も売れなかった場合はさらに値下げするんですか?
そうご提案することが多いです。
その時期になるともともとの査定金額を忘れてしまいがちなのですが、査定金額ぐらいまで下げることを提案します。
確かに私もいますでに査定金額を忘れていました。
いまお伝えしたのは一例にすぎませんし、もちろん売主様のご都合もそれぞれありますので柔軟に対応させていただきますが、
ひとつご注意していただきたいことがあるんです。
どういったことですか?
売却の担当者は無意味に値下げを提案しているわけではないということです。
安く売ろうとしているのではないかと思われたりするのですが、お気持ちはわかりますがご売却を担当している不動産会社はできるだけ高く売却できるように努力をし、それでもご売却ができなかった場合に値下げの提案をさせていただいているんです。
高く売れた方が仲介手数料も入りますもんね。
確かにそうかもしれませんが、一番はご売却を任せていただいたという責任がありますので。
お話をまとめますと査定金額に対して10%を上乗せした場合、値下げのタイミングとしては1ヶ月ごとに提案させていただき
概ね5%ほどが目安ということ、できるだけ高値でご売却するために努力したうえでのご提案ということです。