またそれぞれのメリット・デメリットも解説しています。
※この動画は2022年2月2日に収録しました。今後の法改正等により、動画の内容に齟齬が出る可能性がございます。不動産の売却の際は必ず不動産会社にご相談下さい。
転勤を機に不動産の売却を検討する人も多いと思うのですが、売却するのと賃貸に出すのはどっちの方がいいのですか?
確かに転勤のタイミングでご売却のご相談をいただくことが多いですね。
賃貸に出されるのと比べてどちらが良いのかはそれぞれメリット・デメリットがあり、その方のご事情とその不動産の状況によっても変わりますが決めるポイントが3つあります。
ポイントを教えてください。
はい、まず一つ目は大前提として住宅ローンを借りている状態で賃貸することは基本的にはできないということです。
え、そうなんですか?
はい。そもそも住宅ローンは居住を目的としたローンであり、国の政策のもと購入を促進させるために低金利となっています。
そのため契約者やその家族以外の人が住むということは契約違反になってしまうのです。
誰かに貸したいということであれば、アパートローンなどへ借り換えすることになるでしょう。ただし、住宅ローン返済中の家を賃貸することを認めているケースもありますので、必ず住宅ローンを借りている銀行に相談しましょう。
わかりました。
ローンに関してクリアしたうえで、ポイントの二つ目としては長期的な収支でどちらが得をするかです。
売却をした場合は諸費用や住宅ローンの残債を差し引いてまとまったお金が手に入ります。
賃貸に出すと賃料収入が入りますので、ローンの支払いと相殺することもできます。ただし、空室のリスクがあり、転勤先の家賃と二重払いになってしまう可能性もあります。
二重払いは厳しいですよね。
はい、そこが一番のリスクかと思います。
ですので、個人的な経験上では売却される方が多かったです。
そうなんですね。転勤先の地域が気に入ったらそこで新しく家を買うこともできますもんね。
そうですね。実際にそういう方も結構いらっしゃいます。
最後に三つ目のポイントは手持ちの資金です。
先ほども触れましたが、賃貸に出した場合、空室リスクがありますので転勤先の家賃とローンの二重払いやそのほかに税金等も発生するリスクがあります。
空室のリスクをゼロにすることは難しいので、そうなった場合に捻出できる資金が必要です。
もし転勤で自宅をどうするかお悩みの場合は、お伝えした3点をポイントにしながら不動産会社にご相談いただければと思います。
わかりました。ありがとうございました。