※この動画は2022年2月2日に収録しました。今後の法改正等により、動画の内容に齟齬が出る可能性がございます。不動産の売却の際は必ず不動産会社にご相談下さい。
よく聞く不動産鑑定と街の不動産会社の査定と同じように思っていましたが、実は違うようです。
詳しく教えてもらえますか?
はい、確かに似ているようですが違います。
不動産鑑定とは土地や建物などの不動産の適正な地価価格などを判断することです。
この不動産鑑定評価は不動産の鑑定評価に関する法律に基づいて不動産鑑定士だけが行えるものです。不動産鑑定で評価されるのは地価公示や地価調査、相続税路線価評価、固定資産税評価などの公的なもの、そのほか民間企業や個人から依頼されて行う評価があります。
なるほど、不動産鑑定士が行うものですか。
不動産鑑定士ってどんな資格なんですか?
はい、不動産の鑑定評価を行うことができるのは国家資格である不動産鑑定試験のすべてに合格して国土交通大臣への登録を受けた不動産鑑定士か、不動産鑑定試験の一部に合格して国土交通大臣への登録を受けた不動産鑑定士補です。
国家資格なんですね。
どんな業務を行うのですか?
はい、不動産鑑定士の仕事には大きく分けて公的評価と民間評価があります。
公的評価とは国や都道府県市町村などが土地の適正価格を公表するために行う地価公示や地価調査、相続税や固定資産税の課税のための評価です。
民間評価とは民間企業や個人などから依頼される評価業務のことです。
よくわかりました。
不動産会社による査定はどうでしょうか。
はい、不動産査定は不動産会社などが算出する売却できそうな価格のことです。
不動産会社が独自に算出したり、不動産鑑定士に依頼して算出したりします。そのため依頼先によって金額に多少の違いが出ることがあります。
個人で不動産鑑定を依頼するのはどんな時がありますか?
個人が不動産鑑定を利用するのは一般的には不動産の売買や相続、贈与、財産分与などの場合が考えられます。